
オリンピック記念切手とはどんな切手なのか?
日本では、夏季と冬季の両方含めると3回のオリンピックが開催されています。
そして実はそのオリンピックを記念して日本郵政から特別切手が販売されていたのです。
この特別切手は合計で6つの種類があるのですが、それを称してオリンピック記念切手と呼びます。
今回はこのオリンピック記念切手に該当する切手の種類やそれぞれの特徴、また過去に買取実績などをまとめてご紹介してきます。
現在手元にオリンピック記念切手があり、高く売れるのだろうかと興味がある方はぜひチェックしてみてください。
オリンピック記念切手の種類とそれぞれの特徴
先程解説した通りオリンピックはこれまでに3回開催されていますが、それぞれのオリンピックの開催で大会のための寄付金の収集を目的とした「大会募金切手」と開催を記念して発行された「大会記念切手」2つの種類の切手が発行されています。
そのため合計では6つの種類のオリンピック記念切手が発行されたわけです。
そういった背景を理解していただいた上で、これからそれぞれの6つの種類の切手を特徴と合わせて解説していきたいと思います。
それではまず日本で1番初めに発行されたオリンピック記念切手について見ていきましょう。
1964年の東京オリンピック
オリンピック東京大会募金切手 |
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日本で初めて開催されたオリンピックは1964年の東京オリンピックなのですが、それよりも以前の1961年にその東京オリンピックへの寄付金の収集を目的として発行されたものがありますので、それが日本で最初のオリンピック記念切手となります。
その切手は「オリンピック東京大会募金切手」や「寄付金付き切手」などと呼ばれており、額面は5+5円となっており、追加の5円分が寄付金の金額となっています。
このオリンピック東京大会募金切手の特徴は何と言っても、エラーが起きている切手が多く出た、ということ。
例えば、切手の切り取り部分を目打ちというのですが、この目打ちを作る作業を当時は民間の業者に依頼していたことで、目打ちが2回も行われてしまったというようなエラー切手などが出ているのです。
エラーの種類には他にもあると言われていますが、いずれにせよ何かしらのエラーが出ていれば、額面以上の高額買取も期待できると言われているので、この切手をお持ちなのであれば、一度エラーがないかチェックしてみると良いでしょう。
オリンピック東京大会記念切手 |
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オリンピック東京大会募金切手の次に発行されたのは、東京オリンピック開催を記念した「第18回オリンピック東京大会記念切手」です。
この切手は全部で5種類、50円切手の駒沢体育館、5円切手の聖火台と競技人物、10円切手の国立競技場、30円切手の日本武道館、40円切手の国立代々木競技場という額面と題材なっています。
これらの切手が発行されたのはもちろん開催年の1964年で、発行された量についてはこれまでに発行されたオリンピック大会記念切手の中で最も多く、合計で1億8000万枚となっています。
またこれらの切手は1枚毎のバラでの購入と5枚が1枚にまとめられたシートでの購入の2つの購入方法がありました。
札幌オリンピック
札幌オリンピック冬季大会募金切手 |
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オリンピック東京大会記念切手の次のオリンピック記念切手は、1972年の札幌オリンピック冬季大会の寄付金を募ることを目的として1971年に発行された「札幌オリンピック冬季大会募金切手」です。
この切手の額面は15円+5円となっており、この内の5円分が寄付金として扱われました。
種類は合計2種類、スキージャンプとアイスホッケーを題材にしたものがあり、それぞれ2000万枚発行されています。
ちなみにこのオリンピック記念切手の売上は経費を除くと1億8万円ほどで、札幌オリンピックの選手村の施設やサプライセンターなどを作るために使用されたそうです。
オリンピック東京募金切手 |
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そして次に発行されたのは実際に札幌オリンピックが開催したことを記念にした「札幌オリンピック冬季大会記念切手」です。
この切手の種類は合計で3種類、アルペンスキーを題材にした20円切手、ボブスレーを題材にした20円切手、フィギュアスケートを題材にした50円切手があります。
これらの3種類の切手は当時、バラでも、3枚をまとめて1枚の小型シートでも購入できました。
発行された年は1972年のオリンピック開催年で、発行部数は合計で1億3500万枚となっています。
またこの札幌オリンピック冬季大会記念切手は、日本で切手収集ブームが起きていた時に発行されたということもあり、保管状態の良い切手が残っている数が多いという特徴があります。
長野オリンピック
オリンピック長野募金切手 |
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札幌オリンピックの次に開催されたのは1997年の長野オリンピックですが、その長野オリンピックも他のオリンピックと同様にまずは寄付金を募ることを目的として記念切手が発行されていました。
それが「長野オリンピック冬季大会募金切手」です。
この切手は2種類で、 長野オリンピックの公式エンブレムと競技のエンブレムを題材にした切手と、長野オリンピックの公式マスコットでもあるスノーレッツを題材にした切手があります。
切手の当時の販売価格はどちらも80円+10円となっており、追加の10円分が寄付金として扱われました。
またこの長野オリンピックの募金切手はここまでの切手とは違って、バラでの販売はなく、2枚がセットになった小型のシートでの販売のみがされ、発行枚数は合計で4000万枚となっています。
オリンピック東京募金切手 |
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次に発行されたのは、現時点で最も新しいオリンピック記念切手でもある「長野オリンピック冬季大会記念切手」です。
この切手はここまでご紹介してきたオリンピック記念切手よりもはるかに多い10種類が用意されており、その10種類の切手が1枚にまとめられた小型のシートとして販売されました。
ではこの長野オリンピック冬季大会記念切手にはどんな種類の切手があるのかと言うと、スノーボード、ミヤマリンドウ、カーリング、リュウキンカ、スピードスケート、クロユリ、クロスカントリースキー、ヤマシャクヤク、アルペンスキー、カタクリがあります。
また発行年は長野オリンピック開催年の1998年で、発行枚数に関しては5000万枚でした。
ちなみに長野オリンピックに関する記念切手として、長野パラリンピック冬季競技大会切手というものも発行されています。
こちらはアイスレッジホッケーとシラネアオイという2つを題材とした切手が1枚にまとめられたシートで、合計で2000万枚発行されました。
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査定価格について | 福ちゃんでは見返り美人や月に雁などの有名なプレミアム切手の大量バラ売りで20万円を超える査定額を提示したり、折れや汚れが付いているプレミアムの切手シートを15万円で買い取りしている実績がありますので、査定価格については全く不安な点はないと言えるでしょう。 |
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オリンピック記念切手の過去の買取実績や相場は?
ここまでご紹介してきました通りオリンピック記念切手というのは、同じオリンピック切手であってもその大会によって特徴がある切手となります。
ではこれらのオリンピック記念切手は過去にどのくらいの買い取り価格で得ることができていたのでしょうか。
正確な数字に関してはどのオリンピック大会の切手なのか、バラなのかシートなのか、保存状態はどうなっているのかなどの様々な要因によって変わってきますので、ここでははっきりといくらとは提示できません。
とは言え、ほとんどのケースで額面通り、もしくはその価格前後の買い取り価格が提示されているので、それがこのオリンピック記念切手の相場の買取価格だと考えれば良いでしょう。
ただし、例外も存在します。
先程も少し触れましたが、日本で一番初めに発行された「オリンピック東京大会募金切手」などでは当時の環境が原因でエラーが起きている切手が多くあります。
このようなエラー切手というのは、当然数が少なく、希少価値が高くなるので、高額な買取価格が提示されることもあるのです。
そのためお持ちのオリンピック記念切手に何らかのエラーがあるようなら、価値が下がってしまう前に早めに査定で見てもらってみるといいでしょう。